【Kissの会 ゲスト投稿no.22】 「私のセカンドステージ」

2018-06-01 (7期) 加瀬靖博さん 

 私のこれまでの5年間の人生のセカンドステージへの右往左往の取り組みを振り返ってみたい。私の人生のセカンドステージのスタートは、30数年間の役所勤めを60歳できっぱりと止めたところから始まる。しかし、これがなかなかきっぱりとはいかないもので、どこをどう間違ったのか、退職するはずの私に内示が出てしまい、退職もスムーズに行かず大変迷惑をかけてしまいました。どうも60歳でリタイアするのは稀なようです。

 

 このように次の長期計画もなくリタイアした私ですが、この一年間でこれまで出来なかったことをしたいと思い、したい事リスト1番の愛犬のレトリバーの散歩係となりましたが、残念ながら愛犬マリは退職後3か月でガンでなくなってしまいました。もう少し一緒にいたかったのですが、最後まで世話をしてあげられたのがせめてもの慰めです。リスト2番の60歳から始めたゴルフですが5年経ったのですが未だ100切りならず、今年中には達成したいと思っています。リスト3番のスキューバダイビングの免許は、念願の沖縄の渡嘉敷島で取得しました。


ここでの出会いがその後の私の人生に大きな影響を与えることとなります。その時の講習は二人で、私のペアとなったのは、朝のワイドショウで見かけたことのある30歳の民放アナウンサーで、夏休みを利用してダイビング免許の取得を目指していました。学科試験の結果は、慶應出のバリバリアナウンサーよりも私の方が出来がよく、その時に若い者に負けず自分はまだまだやれるのではないかと勝手に思い込んだのでした。この思い込みが、ネパールまで行ってのヒマラヤ山脈からのパラグライダーでの2千メートルの降下や南米への旅行、立教セカンドステージでの学びやその後の21世紀社会デザインやビジネスデザインでの学びに繋がっていると思っています。

これまでの人生からちょっと一歩外へ出てみると、新たな人との出会があり、これまで知らなかったことの発見があり、喜びがあり、なんと人生のセカンドステージは素晴らしのであろうかとの思いが、みんなが持てるような社会であってほしいものです。


このように偉そうに書いてきましたが、実は、立教セカンドステージを探してきたのも21世紀社会デザインへの入学のすすめやヒマラヤからのパラグライダーでの降下などもすべて妻のおかげで、私は妻の手のひらで遊ばされているのではないかと思っています。直接は言えませんが、ここに妻に感謝を示したいと思います。

「ありがとう」